先輩、恋愛はちょっと待ってください!!
失敗したり、叱られたりすることもあるけど、先輩たちと仲良く話したり、患者さんが笑ってくれたりすると嬉しい。この仕事に就いてよかったかも。
「花見さん、お昼休憩行っておいで〜」
「あ、はい!わかりました。行ってきます」
患者さんのお昼ご飯を配膳し終えた後、先輩にそう言われて私はお弁当を手に六階から二階の休憩室へと向かう。もう休憩なんだ。忙しすぎて時間が経つのが早い。
二階の休憩室は、各階によって分かれている。私は「六階東休憩室」と書かれたドアを開けた。もちろん、入室する前はノックを忘れない。
休憩室は靴を脱がなければならない。私が靴を脱いで襖をそっと開けると、男性の看護師さんが黙々とお弁当を食べているところだった。
「お、お疲れ様です」
私は緊張しながら看護師さんの斜め前に座る。休憩室で誰かと二人きりになるなんて初めてだ。おまけにこの看護師さんーーー幸野明(ゆきのあきら)さんは妙にかっこいいし……。
「花見さん、お昼休憩行っておいで〜」
「あ、はい!わかりました。行ってきます」
患者さんのお昼ご飯を配膳し終えた後、先輩にそう言われて私はお弁当を手に六階から二階の休憩室へと向かう。もう休憩なんだ。忙しすぎて時間が経つのが早い。
二階の休憩室は、各階によって分かれている。私は「六階東休憩室」と書かれたドアを開けた。もちろん、入室する前はノックを忘れない。
休憩室は靴を脱がなければならない。私が靴を脱いで襖をそっと開けると、男性の看護師さんが黙々とお弁当を食べているところだった。
「お、お疲れ様です」
私は緊張しながら看護師さんの斜め前に座る。休憩室で誰かと二人きりになるなんて初めてだ。おまけにこの看護師さんーーー幸野明(ゆきのあきら)さんは妙にかっこいいし……。