秘密な関係【短編】
―ガラッ…
「あれ?どうしたの?来るって言ってなかったじゃない」
そう言い美佳は立ち上がりこっちに歩いてきた。
俺は先生以外誰もいない事を確認し、ドアの鍵を閉めた。
「俺に何か隠してる事ない?」
「何よいきなり。ないわよ」
とぼけてんじゃねーよ。
「俺のツレが見たんだって。先生と谷原が一緒にいた所」
「谷原先生と?あぁ、あの時ね。確かに2人でいたわよ」
簡単に認めた先生に無性に腹がたち、腕を引っ張って体を引き寄せた。
「ちょっとやめてよ。学校よ?」
「関係ねーよ」
荒々しく言葉を放ち、先生に無理矢理キスをした。