角松 ヤエ 29歳 OL
「ヤエさん、凄いじゃないですか。
その寝ぐせ刑事さんを西館へ案内していた事が確保に繋がったんだから、
もうそれ半分ヤエさんが解決したようなものですね。」
「・・や、やっぱりぃ?」
(゚Д゚)という顔をしながら、
目の前で繰り広げられた逮捕劇にただひたすらビビって固まっていた事実は伏せておこう・・。
「あのハゲ、まさか裏でそんな事をしてたとは・・。これ逆に犯罪だよな!」
この場に居る誰もが心の中で、“普通に犯罪です”と斉藤主任にツッコんだところで、
みんながミーティングルームへと向かう。
悲しきかな、いつまでもこういうお喋りを続けていたいけど、そういうわけにもいかない。
小学生だって休み時間は思いっきりはしゃぐけど、
授業の時間が来ればちゃんと大人しく席に着く。
それと同じで、私達も“打ち合わせ”の時間になったので、
大人しくミーティングルームの席に着いた。