角松 ヤエ 29歳 OL


「サチコさんはどういう異世界作りますか?」


「ヤエさん、私は異世界がどうのこうのよりも、まずは自分の姿形を変えてみたいですね。」


「あ、なるほど・・。」


「ヤエさん、中世ヨーロッパテイストでも幕末でもドラクエ的世界でも、

そこに飛んでいくのが自分だったら、結局“一般市民 A”で終わっちゃいますよ。」


「あ!じゃあサチコさん、もし私達の世界が“字”しか無い世界だったとして・・。」


「ヤエさん・・前も言いましたけど、
なんすかそのシュールすぎる状況。」


「もしこの世界が実写化されて、私達を芸能界の女優さんが演じてくれるなら誰選びます?」


「うーーーーん・・私はともかく、
ヤエさんは決まりですよ。」


「え・・誰ですか?」



「夏帆ちゃんです。」



・・・・こういうのは、
お世辞でも嬉しい(*´ェ`*)


いや横澤夏子とか言われたら三日三晩寝込むところだったけど、

いや夏帆ちゃんと私なんて比べるのもおこがましいけど、

“月とスッポン”以上のことわざがあったらそれを採用したいぐらいの話だけども。


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