角松 ヤエ 29歳 OL


「ウフッまだ時間があるので、
他にも何か診ましょうか?」


「あ、じゃあ“恋愛”お願いします。」



「・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・。」



「・・・・?」


「・・・・・・・・・・・・・・。」


先生が再びノートPCに目を移して、水金地火木土天海冥の画面を凝視し始めた。


「え・・先生?」


「角松さん・・・・。」


「はい・・・・。」


「ウフッあなた【2031年】から、
とんでもないモテ期が訪れますよ。」


「・・めちゃくちゃ先ですね・・。」


「だから大丈夫。今は今を楽しんで。
あなたは強い女性だから。」


「は、はぁ・・。」


「それと気をつけて。

近い将来、あなたに予想だにしない災難が降りかかる。

その時、あなたに近づく男にはくれぐれも気をつけて。

あなたのモテ期は2031年から始まるから今じゃありません。

その男はただの【変態スケベ】です。」


「・・・わ、分かりました。」










------


「もしもし。」


<はいは~い!>


「いま大丈夫だった?」


<はいっ!
ヤエ先輩占いどうでしたか!?>


「いや多分なんだけど・・・というか・・結構そうじゃないかって思うんだけど・・。」


<はい・・!>



「人間ドッグに行ったほうが、
良かったかもしれない。」






第5話 完










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