角松 ヤエ 29歳 OL
第7話
第7話
今でも映画館まで行ってしまう、
名探偵バーロー
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≪・・ゾフィ・・・助けて・・≫
≪・・当たり前だ!!!!≫
あ~やばい・・。
ゾフィカッコ良い(*‘-’)
≪海賊が俺に何の用だ?≫
≪・・・・・!!≫
≪ブヘッ・・!≫
≪うちの航海士を泣かすなよ!!!!≫
あ~やばい・・
ゾフィカッコ良・・
「アハッ!ヤエ先輩キャミソール読んでるんですかぁ?」
「ちょっと・・・。
今良いところだから話し掛けないで。」
今日は後藤と映画デート。
『名探偵シンイチ 緋色の拳』
を観に来たんだけど・・
幸か不幸か、天才かアホか、
“じゃあ10時からのやつにしよっか。”
“りょです!
チケット予約は任せてくださいっ!!”
とLINEでやり取りしていたのに、
嵐を呼ぶ女 後藤は【16時】からの上映回をネット予約していた。
後藤はよく“0”と“6”を読み間違える。
仕事の伝票入力でも何度も間違える。
“私は確認しました!”
とタチの悪い言い訳をかましてくる。
そんなこんなで集合したはいいけどチケットが無い私たちは、
6時間という暇を潰す為、
ネットカフェに来ていた。