虹色アゲハ
「まぁそれでも訴えたいなら、好きにすればいいけど…
例え立件出来ても、そんな金額手に入んないし。
どうせなら、無傷で圧勝したくないっ?」
「…つまり、何が言いたいの?」
「つまり、俺と勝負しない?
そしたら柑愛からは手を引くよ」
「勝負?」
「そっ。
揚羽ちゃん面白いから、気に入っちゃったんだよね。
だから、その調子で俺の事落としてみてよ。
それでも一応、プロのホステスでしょ?」
こいつ、どこまで舐め腐ってんの!?
「いいわ、受けてあげる」
挑発に乗ってしまった揚羽は、すぐに了承してしまう。
「それで、落としたら?
私が勝ったらどうする気?」
「その時は、一千万も払うし自首もするよ。
けど逆に、揚羽ちゃんが俺に落ちたら…
恨みっこなしで、今までの人生捨ててくれる?
そんで、全部俺がもらおうかな」
そうね…
そうやって私は、あんたに全てを奪われた。
瞬時に、その時の絶望が甦る。
「あれ、怖気付いちゃった?
やっぱやめとく?」
「冗談でしょ。
相手は詐欺師でも、三流バカだし。
せいぜい足をすくわれないようにする事ね」
そう、あんたなんかに落ちるわけない。
二度と同じ手は食わないわ。
例え立件出来ても、そんな金額手に入んないし。
どうせなら、無傷で圧勝したくないっ?」
「…つまり、何が言いたいの?」
「つまり、俺と勝負しない?
そしたら柑愛からは手を引くよ」
「勝負?」
「そっ。
揚羽ちゃん面白いから、気に入っちゃったんだよね。
だから、その調子で俺の事落としてみてよ。
それでも一応、プロのホステスでしょ?」
こいつ、どこまで舐め腐ってんの!?
「いいわ、受けてあげる」
挑発に乗ってしまった揚羽は、すぐに了承してしまう。
「それで、落としたら?
私が勝ったらどうする気?」
「その時は、一千万も払うし自首もするよ。
けど逆に、揚羽ちゃんが俺に落ちたら…
恨みっこなしで、今までの人生捨ててくれる?
そんで、全部俺がもらおうかな」
そうね…
そうやって私は、あんたに全てを奪われた。
瞬時に、その時の絶望が甦る。
「あれ、怖気付いちゃった?
やっぱやめとく?」
「冗談でしょ。
相手は詐欺師でも、三流バカだし。
せいぜい足をすくわれないようにする事ね」
そう、あんたなんかに落ちるわけない。
二度と同じ手は食わないわ。