虹色アゲハ
恐喝は、揚羽が男役に成りすましてメール等で行ったり、ヤクザをお金で雇ったりしていた。
だから倫太郎が黒詐欺の事で声掛けてきた時も、ヤクザ経由の情報漏えいだと思っていた。
それは違ったものの…
一時的な協力者を雇えば、余計な出費がかさむうえに自身のセキュリティも甘くなる。
そのため揚羽は、ちょうどそれを控え始めた頃だった。
「ボディガードって…
あんたって頭脳派なの?肉体派なの?」
「…どっちも?
両方で守ってやるよ」
「ずいぶんイカれたハッカーね」
そうして2人は、自然とバディになっていった。
ー
ーー
ーーー
「で、どうすんだよ。
胡散臭いなら断るか?」
「受けるに決まってるでしょ。
この母親の命に関わってんのよ?
それに都合よくエリートだし、美人局で速攻終わらせる」
そう、それなりの定職に就いている場合や妻がいる場合は、不倫を公にされたくないため美人局が効果を発揮する。
だけど…
「は?
美人局はやめろっつっただろ」
「いやこっちが、は?
なんで指図されなきゃなんないワケ?
だいたい、あんな気にしてたクセに名誉挽回しなくていいの?」
だから倫太郎が黒詐欺の事で声掛けてきた時も、ヤクザ経由の情報漏えいだと思っていた。
それは違ったものの…
一時的な協力者を雇えば、余計な出費がかさむうえに自身のセキュリティも甘くなる。
そのため揚羽は、ちょうどそれを控え始めた頃だった。
「ボディガードって…
あんたって頭脳派なの?肉体派なの?」
「…どっちも?
両方で守ってやるよ」
「ずいぶんイカれたハッカーね」
そうして2人は、自然とバディになっていった。
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「で、どうすんだよ。
胡散臭いなら断るか?」
「受けるに決まってるでしょ。
この母親の命に関わってんのよ?
それに都合よくエリートだし、美人局で速攻終わらせる」
そう、それなりの定職に就いている場合や妻がいる場合は、不倫を公にされたくないため美人局が効果を発揮する。
だけど…
「は?
美人局はやめろっつっただろ」
「いやこっちが、は?
なんで指図されなきゃなんないワケ?
だいたい、あんな気にしてたクセに名誉挽回しなくていいの?」