虹色アゲハ
だけど、そんな行為をして平常心を保てる自信はなく…
なにより付き合ってる以上、鷹巨を裏切るわけにはいかなくて。
どうする事も出来ない焦燥感と、切り捨てられたダメージに翻弄され…
それを拭い去るように、揚羽は鷹巨との甘い時間に溺れていった。
「俺の事、ちょっとくらいは好き?」
日に日に感度を増す揚羽に、行為の最中尋ねる鷹巨。
「わから、ないっ…」
嬌声混じりにそう返す。
「好きか嫌いだったら?」
「好き、よっ…」
「もいっかい…
俺の名前と一緒に言って?」
そのリクエストと同時、弱い所を攻められて…
「ああっ…!
好きっ…好きよ、鷹巨っ……」
「んっ…
俺も好きだよ、愛してる」
そう囁いて、口内も埋め尽くすと。
2人してすぐに絶頂を迎えた。
揚羽にとって、鷹巨だけが甘えられる存在で…
その体温に安らいで…
抱かれると充足感に包まれて…
心を癒すオアシスのようになっていたのだ。
それだけじゃなく。
家族の愛を失い、唯一の愛する人にまで裏切られた揚羽は…
愛を信じられなくなり、それとは無縁に生きてきたため。
本当は誰よりも愛に飢えていて…
鷹巨の愛を受け入れずにはいられなかったのだ。
なにより付き合ってる以上、鷹巨を裏切るわけにはいかなくて。
どうする事も出来ない焦燥感と、切り捨てられたダメージに翻弄され…
それを拭い去るように、揚羽は鷹巨との甘い時間に溺れていった。
「俺の事、ちょっとくらいは好き?」
日に日に感度を増す揚羽に、行為の最中尋ねる鷹巨。
「わから、ないっ…」
嬌声混じりにそう返す。
「好きか嫌いだったら?」
「好き、よっ…」
「もいっかい…
俺の名前と一緒に言って?」
そのリクエストと同時、弱い所を攻められて…
「ああっ…!
好きっ…好きよ、鷹巨っ……」
「んっ…
俺も好きだよ、愛してる」
そう囁いて、口内も埋め尽くすと。
2人してすぐに絶頂を迎えた。
揚羽にとって、鷹巨だけが甘えられる存在で…
その体温に安らいで…
抱かれると充足感に包まれて…
心を癒すオアシスのようになっていたのだ。
それだけじゃなく。
家族の愛を失い、唯一の愛する人にまで裏切られた揚羽は…
愛を信じられなくなり、それとは無縁に生きてきたため。
本当は誰よりも愛に飢えていて…
鷹巨の愛を受け入れずにはいられなかったのだ。