虹色アゲハ
でもすぐに、とある言葉に反応する。
「別に困んねぇよ。
1人で出来る事するし、必要なら新しいバディ探すし」
そう、たとえ他の男と結婚しても。
一緒にいられなくなっても。
倫太郎は揚羽に、自ら足を洗ってほしかったのだ。
これ以上傷付かないうちに、出来れば幸せな形で…
そこに本人から、それを匂わす言葉が発せられたため。
こっちの事を気にせず、安心してバディをやめれるように仕向けたつもりだったが…
倫太郎にとってその程度の存在だったのかと、揚羽は激しくショックを受ける。
「へぇ…
最高のバディとか言っといて、誰でも代わりになるんだ?」
「そうじゃねぇけど…
まぁ、天才ハッカーだし?
バディには不自由しねぇだろ」
「…だったら足なんて洗わない。
私だって、天才ハッカーを譲るわけにはいかないからね」
それを口実にした揚羽だったが…
「はっ?
いやこっちが意味わかんねぇし…
幸せになりてんじゃねぇのかよ」
「ちょっと夢見ただけでしょ?
だからプロポーズは受けないし、ずっとあんたのバディでいるから」
その言葉に、一瞬喜んだ倫太郎は…
天才ハッカーだからかと、すぐに切なさに潰される。
「別に困んねぇよ。
1人で出来る事するし、必要なら新しいバディ探すし」
そう、たとえ他の男と結婚しても。
一緒にいられなくなっても。
倫太郎は揚羽に、自ら足を洗ってほしかったのだ。
これ以上傷付かないうちに、出来れば幸せな形で…
そこに本人から、それを匂わす言葉が発せられたため。
こっちの事を気にせず、安心してバディをやめれるように仕向けたつもりだったが…
倫太郎にとってその程度の存在だったのかと、揚羽は激しくショックを受ける。
「へぇ…
最高のバディとか言っといて、誰でも代わりになるんだ?」
「そうじゃねぇけど…
まぁ、天才ハッカーだし?
バディには不自由しねぇだろ」
「…だったら足なんて洗わない。
私だって、天才ハッカーを譲るわけにはいかないからね」
それを口実にした揚羽だったが…
「はっ?
いやこっちが意味わかんねぇし…
幸せになりてんじゃねぇのかよ」
「ちょっと夢見ただけでしょ?
だからプロポーズは受けないし、ずっとあんたのバディでいるから」
その言葉に、一瞬喜んだ倫太郎は…
天才ハッカーだからかと、すぐに切なさに潰される。