虹色アゲハ
組織に押し入られたにしては、部屋にそれらしい形跡はなく。
自分が起きなかった状況からも、仁希の仕業に思えたが…
金庫の鍵や暗証番号、そしてPCのパスワードはどうやって?と。
しかも寝ていたとはいえ、持ち主の傍で探るだろうか?と。
なんとか頭を回転させて、不審な点を思い返すも…
なぜか記憶が、ところどころ不透明で。
ようやく、失神前に仁希が何か言っていたのを思い出す。
なのにその言葉は出てこなくて…
代わりに、その時腕に刺されたような痛みを感じた事を思い出す。
まさかと時計に目を向けると…
時刻は15時を過ぎていて。
そんな時間まで寝ていた事や、ふらつきや記憶障害が起きてる事から。
睡眠薬を注射されたと察した望は…
恐る恐る覗いたゴミ箱に、それを見つけて青ざめる。
待って嘘でしょ…
息が出来ないっ……
確かにそれなら、持ち主の傍でも気にせず探れる。
だけど鍵を探した形跡はなく。
番号なども簡単に見破られるはずがないと、否定しながらも…
どこかに監視カメラでも仕掛けられていたんじゃ?と、思わず辺りを見回して。
ドクンと、あるものに思い当たる。
そういえばあのネックレスはどこに…
自分が起きなかった状況からも、仁希の仕業に思えたが…
金庫の鍵や暗証番号、そしてPCのパスワードはどうやって?と。
しかも寝ていたとはいえ、持ち主の傍で探るだろうか?と。
なんとか頭を回転させて、不審な点を思い返すも…
なぜか記憶が、ところどころ不透明で。
ようやく、失神前に仁希が何か言っていたのを思い出す。
なのにその言葉は出てこなくて…
代わりに、その時腕に刺されたような痛みを感じた事を思い出す。
まさかと時計に目を向けると…
時刻は15時を過ぎていて。
そんな時間まで寝ていた事や、ふらつきや記憶障害が起きてる事から。
睡眠薬を注射されたと察した望は…
恐る恐る覗いたゴミ箱に、それを見つけて青ざめる。
待って嘘でしょ…
息が出来ないっ……
確かにそれなら、持ち主の傍でも気にせず探れる。
だけど鍵を探した形跡はなく。
番号なども簡単に見破られるはずがないと、否定しながらも…
どこかに監視カメラでも仕掛けられていたんじゃ?と、思わず辺りを見回して。
ドクンと、あるものに思い当たる。
そういえばあのネックレスはどこに…