虹色アゲハ
そしてハンドメイドの通販サイトを開いて、それを鷹巨に提示した。
「私、この作家さんの食器を集めたいと思ってて…
また鷹巨さん好みで、選んでもらってもいいですか?」
それらはどれも安価で、遠慮する聡子らしいチョイスだった。
「どれも素敵ですね。
わかりました、じゃあサイトのリンクを送ってください」
「はいっ。
ありがとうこざいます、楽しみにしています」
送ったリンクは、本物そっくりの偽サイトに繋がるもので…
詐欺師とバレているため、今までの流れは怪しまれないための演出だったのだ。
「じゃあまた、誕生日に」
「えっ…
平日なのに、一緒に過ごしてくれるんですかっ?」
「もちろんですっ。
聡子さんのためなら、いくらでも時間を作ります」
なるほど、その日なら罠に誘導しやすいもんね…
そう、誕生日演出で甘いムードに持っていったり。
もしくは、平日で短い時間しか過ごせなかったからといった理由で。
もっと一緒にいたいと、家に誘いやすいのだ。
しかも、お祝いしてもらった立場なら断りにくく。
美人局を企んでるなら、喜んで食いつくはずだからだ。
「私、この作家さんの食器を集めたいと思ってて…
また鷹巨さん好みで、選んでもらってもいいですか?」
それらはどれも安価で、遠慮する聡子らしいチョイスだった。
「どれも素敵ですね。
わかりました、じゃあサイトのリンクを送ってください」
「はいっ。
ありがとうこざいます、楽しみにしています」
送ったリンクは、本物そっくりの偽サイトに繋がるもので…
詐欺師とバレているため、今までの流れは怪しまれないための演出だったのだ。
「じゃあまた、誕生日に」
「えっ…
平日なのに、一緒に過ごしてくれるんですかっ?」
「もちろんですっ。
聡子さんのためなら、いくらでも時間を作ります」
なるほど、その日なら罠に誘導しやすいもんね…
そう、誕生日演出で甘いムードに持っていったり。
もしくは、平日で短い時間しか過ごせなかったからといった理由で。
もっと一緒にいたいと、家に誘いやすいのだ。
しかも、お祝いしてもらった立場なら断りにくく。
美人局を企んでるなら、喜んで食いつくはずだからだ。