黒猫の誘惑❤︎〜甘々任務を遂行せよ〜


「今日はそういう気分じゃないの。」


「は?」


私の返答を聞いた瞬間、男の目から色が消えたのを感じた。

あ、ヤバイかも…。


「へー。まだそれ言う?」


男は私の左手を再びギュッと強く握り直すと、そのまま私を自分の方へ引き寄せた。


っ!!


思ったより強いその力に抗うこともできず、引き寄せられる。


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