黒猫の誘惑❤︎〜甘々任務を遂行せよ〜


「本当のこと言えよ。」


え、待ってどうゆうこと?
本当のことって…もしかしてばれてる!?


「本当ことって何のこと?
私は事実を言ったまでだけど。」


暴れる心臓を落ち着かせようと、あくまで冷静に答える。


「ふーん…。」


何なのよ…。
本当掴めない男。


「そ。じゃあさ、俺とも遊んでくれるよね。」


「は?」


そう言った時にはすでに壁に追いやられていた。

冷たい廊下の壁にピタリと背中を押し付けられ、横に伸びた長い腕が視界を狭める。

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