黒猫の誘惑❤︎〜甘々任務を遂行せよ〜
つまらない茶番


「お前には岩崎 秀虎の片腕、東條奏羅(とうじょう そうら)の秘書として潜り込んでもらう。」


東條 奏羅。岩崎 秀虎の片腕として絶大な権力を握る男。若くして岩崎ホールディングスの常務を務めている岩崎 秀虎に次ぐ若手No.2。

そんな男の秘書だなんてそう簡単になれるわけがない。
しかしそれを可能にするのがEAGLE ZONEの力。


「分かりました。」


クラブでヤツとの接触に成功した次の日。

朝早くに呼び出されて告げられたそんな指令に、私はゆっくりと頷いた。


「早瀬、くれぐれも気をつけろ。気を抜くなよ。」


じゃあこんな任務させないでよ!!

ボスの言葉になんとも言えない気分になる。

こんな危険なことさせといてそんなこと言われても全く心に染みないわ!

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