黒猫の誘惑❤︎〜甘々任務を遂行せよ〜


全くこの人は…。


そんなことを思いながらも、再びワイシャツ越しに彼の肩に触れようとしたその時、


「おい、奏羅。入るぞ。」


そんな無愛想な言葉とともに一人の男が部屋に入ってきた。


「もー全く、うちの若はノックもできないわけー?」


入ってきた人物に向けて子供っぽく口を尖らせる常務。


「うるせー。ってかお前何やってんの?」


入ってきた男…岩崎秀虎は私達の姿を見て訝しげに眉を寄せた。

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