黒猫の誘惑❤︎〜甘々任務を遂行せよ〜


確かに、仕事中にスーツを脱いで女に肩揉みさせている常務を見てその反応をとるのは当たり前か。


「んーと、美人秘書とともに過ごす極上休憩タイム…?」


常務は向けられる鋭い視線など全く気にせずそんな意味の分からないことを言ってのけた。


「秘書?」


常務の言った他の部分は完璧にスルーして、私を見る岩崎秀虎。


「ふーん。あんたが新しい秘書ねー。」


上から下まで舐めるように私を見ると、昨日と同じようにクイッと口端を上げた。

…っ。


「いいでしょー俺の美人秘書。」


「よこせ。」


は!?

常務の言葉に被せるようにして発せられたそんな言葉に私は目を見開いた。

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