虹色のキミへ,最愛のエールを。


♢♢♢

「さーくーらー,おっはよ〜!」

教室に入った途端,抱きついてくる親友に私はとびっきりの笑顔をみせる。

「おはよう。雛美ちゃん。《ひなみ》」

「はいっ,これ!」

雛美ちゃんが可愛くラッピングされた箱を笑顔で渡してくれる。

「わぁ,ありがとう!」

「親友の誕生日だもん。当たり前だよー!」

雛美ちゃんは可愛くて,素直で,元気で…,
当然男子にモテる。
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