虹色のキミへ,最愛のエールを。


そんな雛美ちゃんに誕プレを渡されたら不覚にもキュンっとしてニヤけてしまう。

「そういえば今日は家族で出かけるんだっけ?」

「そうなの!すっごい楽しみ!」

「皆さん,もうすぐ終業式が始まりますよ!」

先生がそう声をかけるとみんなぞろぞろ体育館へ向かう。

「じゃあ,私達も行こうか。」

と,雛美ちゃんに声をかけた私の声は呆気なく消されてしまった。
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