契約結婚!一発逆転マニュアル♡
素直に全てを打ち明けられればどれだけいいだろう。
初めは顔とお金で地位を買おうとしている鬼畜だと思った。
けれど今はそんな感情は微塵もない。
遥翔の強引でストレートな気持ちと同等のものを抱いてしまったからだ。
一緒に出勤する時間も、職場ですれ違いざまに交わされる2人のアイコンタクトも。
2人でいる全てのことが、今ではとても嬉しかったのだ。
ホテルの駐車場に着くと、遥翔は手際良く車を止める。
「昨夜会合で仕事を早めに切り上げた分、もしかしたら今日は少し時間がかかるかもしれない」
「じゃ、先に帰ってましょうか?」
一瞬昨夜のことを思い出し不安になったが、さすがに二日続けて光星が現れることはないだろう。
そう思ったが「いや、大丈夫だ」と遥翔は即座に答えた。
「無理しないでくださいね。遅くなりそうなら一人でも帰れますから」
「少し待ってくれれば一緒に帰れる。心配するな」
優しく依舞稀の頭を撫でてくれる遥翔の温もりは、依舞稀の胸を高鳴らせた。
「待ってます」
ふわりと微笑むと、遥翔は参ったとでもいうように苦笑し、依舞稀に口付けた。
新婚の甘さを存分に振り撒きながら、二人はそれぞれのオフィスへと向かって行ったのだった。
初めは顔とお金で地位を買おうとしている鬼畜だと思った。
けれど今はそんな感情は微塵もない。
遥翔の強引でストレートな気持ちと同等のものを抱いてしまったからだ。
一緒に出勤する時間も、職場ですれ違いざまに交わされる2人のアイコンタクトも。
2人でいる全てのことが、今ではとても嬉しかったのだ。
ホテルの駐車場に着くと、遥翔は手際良く車を止める。
「昨夜会合で仕事を早めに切り上げた分、もしかしたら今日は少し時間がかかるかもしれない」
「じゃ、先に帰ってましょうか?」
一瞬昨夜のことを思い出し不安になったが、さすがに二日続けて光星が現れることはないだろう。
そう思ったが「いや、大丈夫だ」と遥翔は即座に答えた。
「無理しないでくださいね。遅くなりそうなら一人でも帰れますから」
「少し待ってくれれば一緒に帰れる。心配するな」
優しく依舞稀の頭を撫でてくれる遥翔の温もりは、依舞稀の胸を高鳴らせた。
「待ってます」
ふわりと微笑むと、遥翔は参ったとでもいうように苦笑し、依舞稀に口付けた。
新婚の甘さを存分に振り撒きながら、二人はそれぞれのオフィスへと向かって行ったのだった。