人間ランク
私は、カラオケ店の近くの公園である人と待ち合わせをしていた。
「希実子ちゃん!」
爽やかな声がして、振り返ると私が待っていた人が現れた。
「あ、清人(きよと)さん。」
「待たせて悪かったね。」
「あ、いえ。全然大丈夫です。」
清人さんは、私が澪奈達に無理やりやらされた『ゲーム』で話しかけた相手の1人だった。
「それで、話って?」
「あの・・・。清人さんに協力してほしいことがあるんです!」