ステラ✩アリエ
ここは…………?
水色のカーテン、金の装飾、青色の小花柄の壁紙。
あぁ。ここは、ユズハの家だ……。
「ユラ……。」
あれ……。カナタ……?
太陽の差し込む部屋に、カナタの影が伸びる。
優しく私の顔を覗き込むカナタは、日の光に照らされ、彫り深い顔がいっそう際立つ。
ふと、カナタの手が伸びてきて、
優しく頭を撫でられる。
「大丈夫?」
「うん。もう本当に、大丈夫。」
じわ…………
あれは…何……。
ふと、違和感を感じた。
黒い…………シミ……?