みえない光りを探す君を、愛おしいと思った。
「今日、部活ないけどどっか行く?」







「うん!!あのね、駅前にできたカフェに行ってみたいんだけど、いい?」






「りょーかい。
んじゃ、放課後迎えに行く」







付き合い始めた1年の時は同じクラスだったけど、2年になってクラスが離れてしまった。

階段の所で茉莉と別れて、教室に向かう。



中に入ると、悟がすぐに駆け寄ってきた。







「おっはー!
今日もモテモテだなぁ」








「嬉しくねーよ。」







「ちっ、ムカつくなぁぁー!
茉莉ちゃんに浮気してるって言ってやる‼︎」







「そんな嘘ついても無駄だし。」









朝からうるせぇな…

まぁでも、こいつは俺が唯一気を許せるヤツ。
なんだかんだですげぇいい奴だからな。








< 3 / 20 >

この作品をシェア

pagetop