みえない光りを探す君を、愛おしいと思った。
しばらく歩いて、茉莉が言っていたカフェに到着。






「いらっしゃいませ。
何名様でしょうか?」






「2人です」







「かしこまりました。
こちらへどうぞ」








案内された席に座って、メニューを見る。






「う〜ん…」








真剣に悩んでる茉莉を無視して、店員を呼ぶボタンを押す。







「え!?
まだ決めてないのに!!」









「ご注文お伺いいたします。」








「アイスカフェラテとアイスココア、あと、ショートケーキとショコラベリーケーキください。」








「かしこまりました。
少々お待ちください」









「え、なんで私がこの二つで悩んでるって分かったの!?
しかもアイスココアも!」









「茉莉のことならわかる。」









「流石だねっ」








茉莉は、運命の人だと本気で思う。

彼女はいつも笑っていて、それをみて俺も笑顔になれる。
テキトーに生きてきたなかで、唯一の光だった。










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