みえない光りを探す君を、愛おしいと思った。
頼んだケーキが運ばれてきたので、2人で半分ずつたべる。









「ん〜!
やっぱりケーキは人を幸せにする!」









クリームを口の端につけながら、おいしそうにケーキを食べる茉莉。

茉莉は動物にたとえると、ウサギ。
ピンクのふんわりしたオーラと、俺をみつけたらぴょんぴょん飛ぶように来てくれるところが、ウサギっぽい。








「ご馳走様でした。」








顔をあげると綺麗になった皿と、茉莉の満足そうな顔。








こんな毎日がこの先もずっと続けばいいと思った。









でも、、、






ーーーーーその願いが叶うことはなかった。








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