遠く、近く、君を。
昨日の出来事を思い出し、辛くなったわたしは気分を変えようと大きく息を吸った。
そして新幹線に乗った。
一日中新幹線のなかにいたわたしはいつの間にか暗くなった道をを1人で進む。
ここは東京だ。ついさっきまで母親と住んでたあの家からは相当遠い。だって地方が違うから。
日本の中心に来ればなんとかなるって思ってたけど違ったみたいだ。
夜中だっていうのに店の光でお昼みたいな街並みはなんだか怖かった。
「ねぇねぇキミ、可愛いね〜。モデルかなんかやってる??良かったら俺らと遊ばなーい?」
明らかに怪しく近寄ってきた男たちに恐怖で何も言えないでいると
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