出逢いがしらに恋をして
***
「お疲れさんです」
残業していたもう1人の社員も帰り、最後のひとりになった。
時計を見上げると、午後9時を回ったところだ。
結構みんな、引き上げるの早いんだな。
それにしても、お腹空いた。
おやつ用のスナック菓子やチョコでごまかしてたけれどそろそろ限界。
こんなに遅くまで残業するなんて、会社に入って初めて。
ここのところ寝不足だし、かなり疲れが溜まっていたけれど、心は意外なほど元気だ。
サポートのみの仕事ではこんな充実感は得られなかった。
さて、もう一踏ん張りするために、コンビニに行っておにぎり買ってこよう。
財布を手に外に出ようとしたとき、廊下から足音が聞こえてきた。
やってきたのは手にレジ袋を提げた宮沢さんだった。
「お疲れさんです」
残業していたもう1人の社員も帰り、最後のひとりになった。
時計を見上げると、午後9時を回ったところだ。
結構みんな、引き上げるの早いんだな。
それにしても、お腹空いた。
おやつ用のスナック菓子やチョコでごまかしてたけれどそろそろ限界。
こんなに遅くまで残業するなんて、会社に入って初めて。
ここのところ寝不足だし、かなり疲れが溜まっていたけれど、心は意外なほど元気だ。
サポートのみの仕事ではこんな充実感は得られなかった。
さて、もう一踏ん張りするために、コンビニに行っておにぎり買ってこよう。
財布を手に外に出ようとしたとき、廊下から足音が聞こえてきた。
やってきたのは手にレジ袋を提げた宮沢さんだった。