出逢いがしらに恋をして
彼の腕がわたしの肩に回り、抱きよせられて唇を奪われ、
そのあとの言葉は、彼の唇に飲み込まれた。
一度離して、またすぐ重なる。
唇が重なるたび、心の渇きが癒えていく。
水で冷やされた口内が、またすぐに熱を帯びる。
「可愛いよ、俺のひより……」
彼はおもむろに立ち上がると、わたしに腕を回し、抱きあげた。
「きゃっ」
身体が宙に浮き、その頼りなさに驚き、わたしは彼の首に手を回した。
「お、重たくないですか?」
「ぜんぜん」
彼は口づけを繰りかえしながら、足で乱暴に寝室の扉を開け、
わたしをそっとベッドに横たえた。
そのあとの言葉は、彼の唇に飲み込まれた。
一度離して、またすぐ重なる。
唇が重なるたび、心の渇きが癒えていく。
水で冷やされた口内が、またすぐに熱を帯びる。
「可愛いよ、俺のひより……」
彼はおもむろに立ち上がると、わたしに腕を回し、抱きあげた。
「きゃっ」
身体が宙に浮き、その頼りなさに驚き、わたしは彼の首に手を回した。
「お、重たくないですか?」
「ぜんぜん」
彼は口づけを繰りかえしながら、足で乱暴に寝室の扉を開け、
わたしをそっとベッドに横たえた。