俺の。

――――


「おわった〜!」

ん〜っと伸びをすると、横には、寝ている陸ちゃんの姿。

かっこいいなぁ、やっぱ。
陸ちゃんは昔からモテた。
小学生の時だって、、
きっと中学でも、高校でも、大学でも。
学校生活を共にしたのは小学生の時だけ。
でも、隣の家だから陸ちゃんがどれだけモテるのかはイヤでもわかる。

実際、高校1年生の時、家に女の人を連れてきてるのを見て、陸ちゃんへの恋心を閉じた私。
長い片思いが終わった日。
……忘れられない日。

で、そんな時に雅が励ましてくれて、高校入って付き合って……なんか友達の延長線って感じかな。



「んっ…」

「あ、陸ちゃんおきた?」

「…」

返答なし。
学校でいつまで寝るのよ…。

プルルルル─
ふいに私の携帯がなった。
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