レーセル帝国物語 皇女リディアはタメグチ近衛兵に恋しています。
「ジョン様に?お急ぎでございますか?」
「ええ。お願い」
エマは,ジョンとも面識がある。実は実家がご近所らしいと,リディアも聞いた。
「畏まりました。早速行って参りますっ!」
エマはすぐに了承し,踵を返すと急いで廊下を進んで行った。
「エマ,お願いね……」
――あの手紙の文面はこうだ。
『ジョン,おはよう。こんな朝早くにごめんなさい。
実はスラバットのカルロス王子に関して,あなたに急ぎの用があるの。用件はわたしの部屋で伝えるから,急いで部屋に来てもらえないかしら?
ジョン,お願い。人ひとりの命がかかっているの。あなたが来てくれると信じて待っています。 リディア』……
「ええ。お願い」
エマは,ジョンとも面識がある。実は実家がご近所らしいと,リディアも聞いた。
「畏まりました。早速行って参りますっ!」
エマはすぐに了承し,踵を返すと急いで廊下を進んで行った。
「エマ,お願いね……」
――あの手紙の文面はこうだ。
『ジョン,おはよう。こんな朝早くにごめんなさい。
実はスラバットのカルロス王子に関して,あなたに急ぎの用があるの。用件はわたしの部屋で伝えるから,急いで部屋に来てもらえないかしら?
ジョン,お願い。人ひとりの命がかかっているの。あなたが来てくれると信じて待っています。 リディア』……