レーセル帝国物語 皇女リディアはタメグチ近衛兵に恋しています。
昨夜の晩餐会の席で,「案内役の兵士を同行させる」とカルロス王子に言ったのだと,リディアはジョンにも話した。そして,それをサルディーノも聞いていただろうということも……。
「王子は,いつ頃出発されると?」
「わたしが聞いた話では,朝食後に発たれるそうよ」
「では,俺も朝食が済みましたら,王子と合流することにします」
それは事実上,彼が王子の護衛を引き受けてくれた,ということだが……。
「じゃあ,引き受けてくれるのね?」
「はい。姫様の頼みとあれば」
彼はキチンと言葉でも,意思表示をしてくれた。
「ありがとう,ジョン!お願いね!」
やっぱり,自分の人選は間違っていなかった,とリディアは胸を撫で下ろす。
「王子は,いつ頃出発されると?」
「わたしが聞いた話では,朝食後に発たれるそうよ」
「では,俺も朝食が済みましたら,王子と合流することにします」
それは事実上,彼が王子の護衛を引き受けてくれた,ということだが……。
「じゃあ,引き受けてくれるのね?」
「はい。姫様の頼みとあれば」
彼はキチンと言葉でも,意思表示をしてくれた。
「ありがとう,ジョン!お願いね!」
やっぱり,自分の人選は間違っていなかった,とリディアは胸を撫で下ろす。