俺様専務に目をつけられました。
6.
六月に入り梅雨が始まったとたんに雨の降る日が続くようになった。
「三栗さん、悪いけど今日は海外事業部でアシスタントして。」
出社するなり課長にそう言われた。
「海外事業部のアシスタントって・・・。私営業の事とかも全く分からないですけど大丈夫なんですか?」
入社してまだ二か月な上に総務の仕事しか、いや総務の仕事も理解しきれていない私が我が社のエースを揃える海外事業部でアシスタントってムリじゃない?
「たぶん大丈夫。三栗さん英語も出来るしPCも完璧やし。昨日、海外事業部のアシスタントの子達が四人で食事に行ったらしくて、全員食中毒で休みらしいわ。」
「えっ、食中毒って大丈夫なですか?」
平日ど真ん中にコンパでもしてたのか?
「うんそこまでは酷くないらしい。とりあえず三栗さんの他に秘書課からも一人出すって言ってたからよろしく。」
簡単に課長は言ってくれるけど・・・。
秘書課で今まで経験してきた人と新人の私では、私担当の人可哀そうすぎる。
うーん、と眉間に皺をよせていると『急いで!』と言われ筆記用具と携帯を持って四階に急いだ。
「三栗さん、悪いけど今日は海外事業部でアシスタントして。」
出社するなり課長にそう言われた。
「海外事業部のアシスタントって・・・。私営業の事とかも全く分からないですけど大丈夫なんですか?」
入社してまだ二か月な上に総務の仕事しか、いや総務の仕事も理解しきれていない私が我が社のエースを揃える海外事業部でアシスタントってムリじゃない?
「たぶん大丈夫。三栗さん英語も出来るしPCも完璧やし。昨日、海外事業部のアシスタントの子達が四人で食事に行ったらしくて、全員食中毒で休みらしいわ。」
「えっ、食中毒って大丈夫なですか?」
平日ど真ん中にコンパでもしてたのか?
「うんそこまでは酷くないらしい。とりあえず三栗さんの他に秘書課からも一人出すって言ってたからよろしく。」
簡単に課長は言ってくれるけど・・・。
秘書課で今まで経験してきた人と新人の私では、私担当の人可哀そうすぎる。
うーん、と眉間に皺をよせていると『急いで!』と言われ筆記用具と携帯を持って四階に急いだ。