俺様専務に目をつけられました。
八月三日
夕方四時に大阪だから家を三時過ぎに出れば間に合うなと思いながら朝昼兼用のご飯を食べていた。
「晴香ー。これ出しておいたから。」
上機嫌でやって来たのは母。隣の部屋で何か探してるなと思ったら浴衣を手にリビングに戻って来た。
「えーっ、人いっぱいやし浴衣なんて大変やん。暑いし服でええよ。」
「ダメ、東郷さんとの初花火デートなんやから浴衣くらい着な。」
自分で着れるしいいんだけど、うーん。
結局、着て行く服を考えるのも面倒になり浴衣を着ていく事にした。
大阪駅の待ち合わせ場所に着いたのは三時四十五分。待ち合わせより十五分も早く着いたと言うのに、専務はすでに待っていた。
しかも遠巻きで女の子達が専務を見てキャーキャー言ってるし、中には声をかけに行く人もいた。そんな様子を声もかけれず少し離れた場所から見ていると、専務がこっちに気がつき近づいてきた。
「やっと来た。遅いから心配した。」
「いや、十五分前には着いてたんですけど、享くんのモテっぷりに近づきずらかったと言うか・・・。ごめんなさい。」
過保護っぷりは今日も健在でした。
「だから迎えに行くって言ったんだ。それより晴香、浴衣似合ってるな。」
サラっと褒め言葉を言う専務。今日は私の方がテレて真っ赤になってしまった。
「晴香、真っ赤だぞ。大丈夫か?」
「大丈夫です!!行きますよ。」
夕方四時に大阪だから家を三時過ぎに出れば間に合うなと思いながら朝昼兼用のご飯を食べていた。
「晴香ー。これ出しておいたから。」
上機嫌でやって来たのは母。隣の部屋で何か探してるなと思ったら浴衣を手にリビングに戻って来た。
「えーっ、人いっぱいやし浴衣なんて大変やん。暑いし服でええよ。」
「ダメ、東郷さんとの初花火デートなんやから浴衣くらい着な。」
自分で着れるしいいんだけど、うーん。
結局、着て行く服を考えるのも面倒になり浴衣を着ていく事にした。
大阪駅の待ち合わせ場所に着いたのは三時四十五分。待ち合わせより十五分も早く着いたと言うのに、専務はすでに待っていた。
しかも遠巻きで女の子達が専務を見てキャーキャー言ってるし、中には声をかけに行く人もいた。そんな様子を声もかけれず少し離れた場所から見ていると、専務がこっちに気がつき近づいてきた。
「やっと来た。遅いから心配した。」
「いや、十五分前には着いてたんですけど、享くんのモテっぷりに近づきずらかったと言うか・・・。ごめんなさい。」
過保護っぷりは今日も健在でした。
「だから迎えに行くって言ったんだ。それより晴香、浴衣似合ってるな。」
サラっと褒め言葉を言う専務。今日は私の方がテレて真っ赤になってしまった。
「晴香、真っ赤だぞ。大丈夫か?」
「大丈夫です!!行きますよ。」