俺様専務に目をつけられました。
晴香は一泊入院して様子を見る事になった。
連絡を受け駆けつけた晴香のご両親と茂三さんに頭を下げた。
「気づくのが遅くなってしまって申し訳ございません。」
ご両親も茂三さんも『誰も悪ない。間が悪かっただけや。』と頭を何度も下げる俺の事を逆に気にかけてくれた。
翌朝、仕事に行く前に病院に寄ってみた。面会時間外なので会えなくとも様子だけ聞こうと思って。
「おはようございます。三一二号室の三栗晴香の様子はどうでしょうか?」
ナースステーションに行き中にいる看護師に声をかけた。夜勤交代前で少人数なため忙しそうだった。
「あっ、三栗さんに昨日付き添われてた方ですね。今起きられてますから顔見せてあげて下さい。」
「面会時間じゃないのにいいんですか?」
「大丈夫ですよー。」
まさか顔を見れるとは思わなかった。
トントン ドアをノックすると中から『はい』と晴香の声が聞こえた。ドアを開け中に入ると彼女の腕にはまだ点滴が繋がれたままだったが体を起こしベッドに座っていた。
「享くん、私、昨日いっぱい汗かいたままなんで。」
思わず駆け寄り彼女を抱きしめた。
「気にするな。」
「でも・・・。あの、昨日は心配かけてごめんなさい。」
「お前が謝る事じゃない。もっと早くに気づけなかった俺が悪い。いきなり怒鳴ってごめんな。もっと早くに気がついてたら晴香がこんな目にあう事なかったのに。ごめん。」
腕の中で彼女が鼻をすする音がする。俺がこうして抱きしめる事で安心してくれたのなら嬉しい。ずっとこうして抱きしめていたい。
そろそろ会社に行かないと圭吾がうるさそうだな。昨日の処理と確認もあるからしょうがないか。
「昨日の処理と確認が行ったら山ほどあるんだろうな・・・。あー、晴香ともっとこうしてたい。圭吾が全部済ませてくんないかな。」
「ダメですよ。ちゃんとお仕事行って下さい。」
「わかってるよ。じゃあ、もう行くわ。退院決まったら連絡入れろよ。」
そう言って彼女の額にキスをして病室を後にした。
連絡を受け駆けつけた晴香のご両親と茂三さんに頭を下げた。
「気づくのが遅くなってしまって申し訳ございません。」
ご両親も茂三さんも『誰も悪ない。間が悪かっただけや。』と頭を何度も下げる俺の事を逆に気にかけてくれた。
翌朝、仕事に行く前に病院に寄ってみた。面会時間外なので会えなくとも様子だけ聞こうと思って。
「おはようございます。三一二号室の三栗晴香の様子はどうでしょうか?」
ナースステーションに行き中にいる看護師に声をかけた。夜勤交代前で少人数なため忙しそうだった。
「あっ、三栗さんに昨日付き添われてた方ですね。今起きられてますから顔見せてあげて下さい。」
「面会時間じゃないのにいいんですか?」
「大丈夫ですよー。」
まさか顔を見れるとは思わなかった。
トントン ドアをノックすると中から『はい』と晴香の声が聞こえた。ドアを開け中に入ると彼女の腕にはまだ点滴が繋がれたままだったが体を起こしベッドに座っていた。
「享くん、私、昨日いっぱい汗かいたままなんで。」
思わず駆け寄り彼女を抱きしめた。
「気にするな。」
「でも・・・。あの、昨日は心配かけてごめんなさい。」
「お前が謝る事じゃない。もっと早くに気づけなかった俺が悪い。いきなり怒鳴ってごめんな。もっと早くに気がついてたら晴香がこんな目にあう事なかったのに。ごめん。」
腕の中で彼女が鼻をすする音がする。俺がこうして抱きしめる事で安心してくれたのなら嬉しい。ずっとこうして抱きしめていたい。
そろそろ会社に行かないと圭吾がうるさそうだな。昨日の処理と確認もあるからしょうがないか。
「昨日の処理と確認が行ったら山ほどあるんだろうな・・・。あー、晴香ともっとこうしてたい。圭吾が全部済ませてくんないかな。」
「ダメですよ。ちゃんとお仕事行って下さい。」
「わかってるよ。じゃあ、もう行くわ。退院決まったら連絡入れろよ。」
そう言って彼女の額にキスをして病室を後にした。