俺様専務に目をつけられました。
フェアが始まり最初の四日間は会場から離れられず、やっと一日社で仕事が出来た十日の事だった。俺は午前の会議が終わり誰もいなくなった会議室で圭吾と今後の打ち合わせをしていた。そして部屋に戻ろうとドアを開けた時『は?なんやねんそれ!』と男の荒だった声がした。気づかれぬよう覗くとそこにいたのは飯田と高瀬瑠奈だった。俺たちは出て行くのをやめ、様子を伺う事にした。
「ちょっ、声が大きい。」
「わるい。でも今の話ほんまか?」
「うん。」
「でっ、アイツはどおするって?」
「それは・・・。飯田、今日時間作れる?ここではマズいし夜。」
「わかった。じゃあ出れる時間連絡入れるわ。」
二人が去ったのを確認した俺たちも会議室を出た。
「あの二人って、三栗さんの仲よかった同期だよな。」
横で圭吾が何か言っていたが俺の耳に入って来なかった。『アイツはどおするって?』飯田がアイツと呼ぶ相手。話てたのは晴香が社内で最も仲のいい高瀬、そしてその二人が『アイツ』と呼んで通じる相手・・・、晴香か?
「おい、聞いてんのか?」
「聞いてない。圭吾、部屋に戻ったら総務課に連絡を入れて晴香を呼んでくれ。」
今晴香が専務室に出入りをしているを社長や佐伯に見られるとややこしくなりそうだが、さっきの二人の会話が気になってしょうがない。
「ちょっ、声が大きい。」
「わるい。でも今の話ほんまか?」
「うん。」
「でっ、アイツはどおするって?」
「それは・・・。飯田、今日時間作れる?ここではマズいし夜。」
「わかった。じゃあ出れる時間連絡入れるわ。」
二人が去ったのを確認した俺たちも会議室を出た。
「あの二人って、三栗さんの仲よかった同期だよな。」
横で圭吾が何か言っていたが俺の耳に入って来なかった。『アイツはどおするって?』飯田がアイツと呼ぶ相手。話てたのは晴香が社内で最も仲のいい高瀬、そしてその二人が『アイツ』と呼んで通じる相手・・・、晴香か?
「おい、聞いてんのか?」
「聞いてない。圭吾、部屋に戻ったら総務課に連絡を入れて晴香を呼んでくれ。」
今晴香が専務室に出入りをしているを社長や佐伯に見られるとややこしくなりそうだが、さっきの二人の会話が気になってしょうがない。