永遠の恋
「何してんの?」

聞き覚えのある声…

「海くん…」

咲達は 驚いていた…

いゃ… 私が一番
驚いた。

「違うの、
空が、悪いの!」

「だから?」

「え?」

「くだらねんだよ」

「空が最低だからだよ!
人の好きな人取るなんて…」

「そんな事?」

「何で…
空の味方なの?」

「誰の見方でもねぇよ」

「もぁ、行こ」

そぅ言って
咲達は 帰って言った。

「ふっ」

笑われた。

「はは…」

私も 笑った。

「やっぱ、空は不思議だ…」

「え?」

「ホラ、」

私に 背を向けた。

「オブってやるから」

私は 素直に 黙って

海の 背中に頼った…

辺りは 薄暗くて…

三日月が 出ていた。
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