永遠の恋

「意味分かんねーょ…」

海はそう 言って

何処かに 言った。

私はそのまま 家に 帰った。




翌日…

「昨日…どぅしたの？」

「海に、怒られた…
感じかな…」

「どぅゅぅこと？」

「自分を犠牲にしてまで
他人を傷けないで
自分を傷つけるんだ！
だってさ…」

「確かに…空は
そぅだよね…」

「なんか…
海は私を…
見透かしてる気がする。」


教室に 入る。

気まずい…

「おはよぅー空！」

元気な声で 百々が言った。

相変わらずの テンションだ。

「おはよぅ」

「咲が学校辞めたんだよ！」

「え？」

「分からない」

私は 私のせいで
咲が 不幸な道を
歩むの？


「ちょっ、空！？」

私は 思わず 駆け出した。



咲の家は 学校から 近い。

走って 五分ぐらい。

ピンポーン。

応答がない。

ピンポーン…


すると 向かいの家から…

愛内 陸が 出てきた。

「何、してんだよ？」

「あの…
咲が学校辞めたって」

「あぁ…」

「知ってたの？」

「まぁな…
で…何してたんの」

「止めようかと」

「バカだろ！お前…
お前とっては好都合だろ？」

「そぅゅうことじゃない」

「…」

「愛内くん…咲と幼なじみでしょ！
手伝ってょ！」

「はぁー」

ため息を吐いて 家に 戻った。

もぅ

「咲ー いるんでしょ？
顔！出してよ！」

いないのかなぁ？

「私、許すから！
気にしなくて、いいから、
学校やめないでよ…」

咲が 玄関から 声を出した。

「空？」

「うん…」

「怖い…学校行くの…」

「え？」