永遠の恋

悲しみの結末

あれから…
5日たって しまった…

美羽を 探さなきゃ…





薄暗くて
人気の 少ない場所。

「話って何?」

「私…柳が空を
イジメをしてる所…
全部写真に残してある。」

「脅し?」

「自白してよ…
先生に…」

「何で?」

「何でって…
人として最低の事してるからでしょ!」

「うるせぇ~
てめぇも…やられないわけ?」

「ふざけないでよ!
何で空をいじめるの?」

「何でだろぅ~」

「はぁ?
理由無しで あんな酷いこと…」

「この世に いちいち理由なんて
あったら…つまんないっしょ!」

「理由はたくさんある…
理由があるから
この世界で人が生きている…」

「うぜぇ~
消すよ?」

柳は ナイフを出し
美羽に 向かって
襲いかかった…。

「美羽ー」

私は ちょうど 通りかかって
走った…

「ぅ゛あ~」

私は 低い鈍い声を上げた。

そこら辺に 血が飛ぶ

私の血。

背中に 刺さった…

私は 美羽を 覆った。

「空~」

美羽が 叫ぶ…

私は その場に 倒れ込んだ…

柳は 今度は私に向かって
ナイフを 向けた

「お前が先に消えろ…」

眼を 瞑った…

私は 今度こそ 死ぬんだ…

私は これで いぃ…

美羽が 生きられるなら…

私は

私の 顔や 手足に

生温い 液体が 飛んできた…

何?

眼を開けた…。
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