夢の言葉と約束の翼(下)【夢の言葉続編⑦】
まるで、もっと近くに、と訴えるようにーー。
最早止める理由なんて1ミリもない。
オレは仕事机の引き出しから取り出した避妊具を装着すると、熱く固くなった自身を女の濡れた中に押し込む。
「っあ……!ん……ッ、あ……ーーーっ!!」
最深部まで行き着くと、女は辛そうに表情を歪めていた。が、口付け、触れながら刺激を与えていくと、その表情も声も、また徐々に甘いものへと変わっていき、互いに昇り詰めていくのだった。
……
………不思議なもので、一回で満たされた。
今までどんな女を抱いても、何度絶頂に達しても物足りなさを感じていたのに……、……。
何をしてくれる訳じゃない。
オレがする行為を受け入れてくれているだけなのに……。それが、何よりも嬉しかった。
……
…………。