夢の言葉と約束の翼(下)【夢の言葉続編⑦】
***
「こちらが奥様のお部屋になります」
「!……わぁ〜、可愛い」
スズカに案内されて部屋に入ると、私の口から思わず"可愛い"と言葉が漏れた。
薄いラベンダー色のカーテンに、木の木目がそのままに生かされたタンスや机、ベッドなどの家具。棚の上にはさり気なく、道端やお庭に自然に咲いて摘んだような野花が飾られていた。
てっきりいかにも高級そうな家具に囲まれた、堅苦しい部屋が用意されていると思ったのに……。
「これ、スズカが選んで用意してくれたの?」
「は、はい」
「そうよね!アラン様が用意したなら、絶対にこんな可愛いお部屋になる筈ないもの」
そう言って微笑むと、スズカは私を見てとても不思議そうな表情をしていた。
その反応に、しまった、いきなり馴れ馴れしく話かけ過ぎたかな?と思いつつ、最初が肝心だと思った私は頑張って攻める事にする。
「お、お気に召して頂けて幸いです。
他に何か必要なものがありましたら、何でもお申し付け下さい」
「!……本当?なら、一つお願いがあります」
スズカのその言葉に、私は"今だ!"とばかりに頼むことにした。
お願いする事は、もちろん……。
「こちらが奥様のお部屋になります」
「!……わぁ〜、可愛い」
スズカに案内されて部屋に入ると、私の口から思わず"可愛い"と言葉が漏れた。
薄いラベンダー色のカーテンに、木の木目がそのままに生かされたタンスや机、ベッドなどの家具。棚の上にはさり気なく、道端やお庭に自然に咲いて摘んだような野花が飾られていた。
てっきりいかにも高級そうな家具に囲まれた、堅苦しい部屋が用意されていると思ったのに……。
「これ、スズカが選んで用意してくれたの?」
「は、はい」
「そうよね!アラン様が用意したなら、絶対にこんな可愛いお部屋になる筈ないもの」
そう言って微笑むと、スズカは私を見てとても不思議そうな表情をしていた。
その反応に、しまった、いきなり馴れ馴れしく話かけ過ぎたかな?と思いつつ、最初が肝心だと思った私は頑張って攻める事にする。
「お、お気に召して頂けて幸いです。
他に何か必要なものがありましたら、何でもお申し付け下さい」
「!……本当?なら、一つお願いがあります」
スズカのその言葉に、私は"今だ!"とばかりに頼むことにした。
お願いする事は、もちろん……。