Karma
響介は私の髪を優しくなでた。
手袋越しでも、だんだんと顔が熱くなってきた。
よく見ると、細いけど、筋肉のある腕だ。
お風呂上がりで濡れた髪から、柑橘系のいい香りまでする。
頭がボーッとしてきた。
このまま一緒にいたら、おかしくなりそうだ。
「試してみる? キスしたら、本当に死ぬのか」
いつにないイタズラな笑みで、響介は言った。
響介の顔が近づく。長いまつ毛の下には、琥珀のような美しい瞳。
響介の吐息が私の唇に触れ、ほんのりと甘い味がした。
顔は沸騰しそうだ。というか、全身が熱くて、視界がぼやけて来る。
「今まで俺が、どれほど我慢してたと思う?」
手袋越しでも、だんだんと顔が熱くなってきた。
よく見ると、細いけど、筋肉のある腕だ。
お風呂上がりで濡れた髪から、柑橘系のいい香りまでする。
頭がボーッとしてきた。
このまま一緒にいたら、おかしくなりそうだ。
「試してみる? キスしたら、本当に死ぬのか」
いつにないイタズラな笑みで、響介は言った。
響介の顔が近づく。長いまつ毛の下には、琥珀のような美しい瞳。
響介の吐息が私の唇に触れ、ほんのりと甘い味がした。
顔は沸騰しそうだ。というか、全身が熱くて、視界がぼやけて来る。
「今まで俺が、どれほど我慢してたと思う?」