Karma
反逆
私は大型のリュックに、必要な武器を詰めこんで、学校に向かって走った。
祐希が危ない。
走りながら、一示さんに電話する。
「話はあとです。今すぐ凪瀬校に向かってください。お願いします」
祐希がいつ、喰喰と血の契約を結んだのかは分からない。
けど、もし昨日の夜に結んだなら、もう時間がない。
学校に到着すると、音楽室の窓に、光が見えた。
電気がついているんじゃない。
何かが燃えている?
私は急いで音楽室へ向かう。