Karma
私はポケットから時限爆弾のスイッチを取りだし、押す。
凄まじい爆風と炎が学校中の窓から次々と吹き出す。
「な、なに…?」
屋上の下で爆発が起こると、長針が12時にさしかかっていた魔方陣にヒビが入る。
すると黒い光が空へ散り、長針は動きを止めた。
「みんなに学校中に時限式の爆弾を仕掛けてもらったの。これでどこに音音の死体を隠そうが関係ない」
学校中は炎に包まれる。
机も椅子も黒板も……全てが灰となる。