Karma

翌朝。

「やばっ!! 寝過ごした!!」


登校時間のギリギリに目覚める。


昨日は結局、帰ったら響介が机で寝ていて、一言も話せなかった。


「一緒のクラスなんだし、声かけてくれてもよかったのに」


リビングに向かうと、机のうえに、朝ごはんが用意されていた。


その隣には、お昼のお弁当まである。


「あ、置き手紙」
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