Karma
代償

響介が言ったとおり、それは授業中、突然、起こった。


「どうした? 凛夏?」


凛夏は何の前触れもなく立ち上がる。


授業中のみんなの視線は、凛夏ひとりに注がれる。


「た、助けて」


凛夏は先生に言う。顔は真っ青だ。


「どうした? 具合が悪いのか?」


すると突然、凛夏は制服を、破るような勢いで脱ぎ出す。


「お、おいっ! 止めろ!」


先生は顔を真っ赤にして止めに入る。



「熱い、熱いっ!!!!」
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