アテナ・イェーガー〜安堵、のちにキス〜
友達
ロネは、アテナの家に行ったことはない。どんな家だろうと胸を弾ませると、小さな家が見えてきた。

「狭いし汚いが、入ってくれ」

アテナがそう言い、木でできたドアを開ける。家具はどうやら手作りらしく、木で作られているものが多い。しかし、片付いていてとても綺麗な家だ。

「へえ〜……。アテナってこんなところに住んでるんだね」

ロネが家の中を見回していると、「恥ずかしい……」とアテナに言われる。その顔は真っ赤だった。

ソファにネイサンをロネは寝かし、アテナは応急手当ての箱を取り出す。そして手当てを始めた。

「俺も手伝うよ」

ロネはそう言い、魔法で手伝っていく。アテナは驚きながらも「助かる」と微笑んでくれた。

あっという間にネイサンの治療は終わり、アテナが消毒や包帯を取り出した。

「次はお前の番だ」

「えっ？俺はいいよ」

ロネはそう言ったものの、「とりあえず座れ！」とアテナに強制的に座らされ、手当てをされる。
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