ずっと好きでした。
樹は誰にでも優しい。期待したらダメ。


そんなこと分かってるのに、樹の優しさに胸を躍らせてる私はバカだな。


家に着いた時、後ろを振り返るとヒラヒラと手を振ってる樹。


「樹!!私でよければいつでも話聞くからね!」


大きな声でそう言った。


「バーカ、近所迷惑だろ。でも、ありがとな!」


樹は呆れたように笑っていた。


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