諦めて結婚いたしましょう~一途な御曹司の抑えられない独占欲~
「私のことなんてなんとも思ってないくせに。いつまでもそんなふうに翻弄しないでください。私だって本当は諦めたくない。ずっと理人さんを好きで――」
己の心をコントロールできなくなった私が、感情のままに想いを伝えていたさなか。突然勢いよく腕を引かれて、倒れそうになる私の両頬を理人さんが掴んだ。
そのまま引き寄せられ、力強く口づけられる。
驚愕して全身の力が抜けた私は、大好きな彼の温もりに、まぶたから筋を引いて涙がこぼれていくのがわかった。
ゆっくりと唇を離した理人さんが、私を抱き寄せる。
「それなら最後までぶつかって来い。今さら諦めるなんて言うな」
そう告げた彼は、私を自身の胸もとに押しつけた。
己の心をコントロールできなくなった私が、感情のままに想いを伝えていたさなか。突然勢いよく腕を引かれて、倒れそうになる私の両頬を理人さんが掴んだ。
そのまま引き寄せられ、力強く口づけられる。
驚愕して全身の力が抜けた私は、大好きな彼の温もりに、まぶたから筋を引いて涙がこぼれていくのがわかった。
ゆっくりと唇を離した理人さんが、私を抱き寄せる。
「それなら最後までぶつかって来い。今さら諦めるなんて言うな」
そう告げた彼は、私を自身の胸もとに押しつけた。