諦めて結婚いたしましょう~一途な御曹司の抑えられない独占欲~
加速していく車のスピードが一定になった頃、私は運転する理人さんをこっそり見る。今日の彼は、ダークグリーンのトップスに、黒のパンツ姿だった。
最近は仕事終わりに会っていたから、私服姿を見るのは久しぶりだ。ピシッとしたスーツも本当に素敵だけれど、スタイルの良い理人さんはなにを着ていても似合うし、格好いいな……。
出会ったときから完璧だったが、歳を重ねるごとに理人さんの魅力は増すばかりだ。
私は気がつくと、うっとりと眺め入っていた。
理人さんの隣にいると、毎回夢を見ているような心地になる。こうして一緒に車に乗っているだけで、十分すぎるほど幸せだった。
すると、対照的にわずかな罪悪感が心にのしかかってきて、私はおもむろに口を開いた。
「今日はお休みなのに、突然すみませんでした」
今さらだけれど、疲れていなかったかな。
最近は仕事終わりに会っていたから、私服姿を見るのは久しぶりだ。ピシッとしたスーツも本当に素敵だけれど、スタイルの良い理人さんはなにを着ていても似合うし、格好いいな……。
出会ったときから完璧だったが、歳を重ねるごとに理人さんの魅力は増すばかりだ。
私は気がつくと、うっとりと眺め入っていた。
理人さんの隣にいると、毎回夢を見ているような心地になる。こうして一緒に車に乗っているだけで、十分すぎるほど幸せだった。
すると、対照的にわずかな罪悪感が心にのしかかってきて、私はおもむろに口を開いた。
「今日はお休みなのに、突然すみませんでした」
今さらだけれど、疲れていなかったかな。