上司を甘やかす方法
これがたまに起きる現象。
悪気はないし、こちらから意見を求めているので
仕方ないこともあるけど、
わたしは忖度なしだと
プラスに捉えることにしている。
「あー、まあでも確かに
倉持さんが分かりにくいってことは、
他にもそう感じる人いるはずだよね?」
わたしの言葉に、
「じゃあAとBの導入と発展を活かせるように、
この内容を変えたらいいんじゃないですか?」
斎藤くんが答えた。
これは今の企画全てを立て直すことになる。
それに気付いていた棚田くんと朱莉ちゃんが
うーん、と微妙な反応。
「わたしもそのパターンありかなと思って
何個か内容に使えそうなの、集めたの。」
そこでようやく資料を出す。
「わー、いつのまに!さすが主任!」
「昨日飲みに行ったのに?
ほんといつやったんですか?」
と棚田くん。
昨日は帰りに棚田くんと
さらっと飲みに行っていたのだ。
例の倉持さんの指導について…。
まあでもやる気がないわけじゃないし、
礼儀作法を知らないてのが一番の問題。
長い目で見たゆっくり行こう。と言うのが
昨日の〆だった。